読書で悩みがある人必見!「知識を操る超読書術」【読書レビュー】

読書

本を読んだはずなのに、あまり記憶に残っていない。
読書中は「なるほど!」と思っても、時間が経つと内容が思い出せない。
そんな読書の“もったいなさ”を感じたことはありませんか?

今回紹介する本は、そんな読書の悩みに科学的にアプローチし、記憶に残る読み方を教えてくれる一冊です。

この記事を読んで、“あ、自分のことかも”と感じた方。
読書の時間をもっと価値あるものに変えてみたいと思った方。
ぜひこの一冊、手に取ってみてください。

本の概要

今回紹介する本は、メンタリストDaiGoさんの書かれた「知識を操る超読書術」という本です。

この本は一言で言うと、読書の質を上げてくれる本です。

たくさん本を読んでも、身につかない。
読書は好きだけど、1冊読む前に挫折してしまう。
そもそも読書自体に苦手意識がある。

そんな人達にむけ、それぞれの問題に対する対策を科学的根拠をもとに紹介している読書本です。

「本を読むのが遅い」「本がたくさん読めない」といったコンプレックスの解消から、
「読書前の下準備」「読書中の知識を定着させるためのコツ」といったテクニック、
「仕入れた知識を効果的に人へ伝える」ためのアウトプット方法など、
実践したくなる方法が多く紹介してありますので、1つでも取り入れられたら読書をした効果が上がること間違いなしです!

特におすすめしたい学べること

キュリオシティギャップ

キュリオシティギャップについて紹介します。
これは簡単に説明すると好奇心への刺激で記憶力をアップさせるテクニックです。

仕組みとしては、好奇心が働くことで報酬回路が刺激され、記憶をつかさどる海馬にも影響を及ぼすというものです。
しかもこの効果は興味がある事柄だけではなく、その前後の情報にも及ぶため、このテクニックを活用することで、より本の内容を記憶し使える状態にすることができます。

長くなるために割愛しますが、本書では、丁寧に、エビデンスについても紹介されていますので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。

このキュリオシティギャップを活用した読書術について一部紹介します。

本を読む前に、本のテーマの中で「自分の知っている知識」とその本の目次から「気になる単語や項目」をメモしておきます。
このメモをそばに置いておくことにより常に自分の関心を意識しつつ、自分の現在の情報とのギャップを確認することができ、より理解力を高めることができます。

興味関心のある事柄だけでなく、その前後の情報も記憶に残りやすくなるのは何ともお得感があっていいですよね。

つなげ読み

次に「つなげ読み」について紹介します。

この手法は、本の内容を自分事として捉え内容を理解できるようにするための手法です。

学びたい内容について、本から情報を得た際に以下の3点について考えます。

今までに培った知識と似ているものはないか。
自分の経験で同じようなものはなかったか。
現在の世界に起きているニュースの中で似た事例はあったか。

これらを意識することで、本の情報と自分の間につながりができ、理解しやすくなると同時に記憶に残りやすくなるのです。

私は、本の内容を鵜呑みにする傾向があるので、情報を自分事として捉え本を学ぶ姿勢は取り入れたい読書術だと思いました。

本を通して見えたこと

読書のきっかけ

読書術についてKindleやAudibleで調べると必ず上位に出てきていた本だったので、えらんでみました。

最初はAudibleの聞き放題で聞いていたのですが、他の読書術と内容がかぶっているものが多いものの、新しい内容やエビデンスがしっかりしている点が気に入ったので、本を購入し実際に読んでみることにしました。

感想

本の内装は太字と線で著者の一番言いたいことが強調してあり、言いたいことが一目でわかるようになっていました。個人的には読書として楽しむにはノイズになるので、少し読みにくさを感じましたね。
以前の読書知識を生かすのであれば、ページや線は青を基調としており、これは前回の本で学んだ記憶に残りやすい色を意識しているのかな?と感じていました。

本の内容は、多くのテクニックがエビデンスとともに紹介されており、説得力のある内容になっていると感じます。また、実際に著者が読んだ本を例に手法について解説しており、具体的な方法を知りたい人にとってはイメージしやすいのではないでしょうか?
今回私は、「テクニックの内容が知りたい」ということを目的としていたので、読書例についてはだいぶ読み飛ばしましたが(笑)

紹介していない本も含めると現在5冊ほど読書についての本を読みましたが、どの本も目的をもって読書をすることの大切さについてふれていますね。そのための方法もだいぶ似たり寄ったりな印象です。

この本も同じく似た内容が書かれていますが、他の本に比べて記憶の実験や研究についても触れられておりエビデンスしっかり書かれていると感じました。
そのため、これから読書をする人に読書術について何か一冊読むならこの本をおすすめしたいと思います。

今後実践していくこと

速く読むことにこだわらない。
興味が向いているところから読み進める。
本の内容と自分の身の回りでつながるところを探す。

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